日本一の超高層ビル「あべのハルカス」に、地上300メートル地点を歩けるデッキスペース「エッジ・ザ・ハルカス」
が3月7日から登場する。
設置されたデッキは、幅約60センチ、長さ20メートル。7分間の空中散歩。命綱を着けるとはいえ、超高層ビルの頂上部分
に立つスリルは満点。ビルを運営する近鉄不動産によると、屋外で外壁のない地点から、300メートル下の地上を見下ろせる
アトラクションは日本初である。
料金は1人1千円。別に展望台への入場料が必要。身長145センチ以下、または200センチ以上の人は参加できない。
1回の定員は5人。
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一般展望台は、集客コンテンツとして大成功を収め、高さ約300メートルからの景色を満喫できる「ハルカス300」は、気候条件がよ
ければ、界隈のビル群をはじめ、京都から六甲山系、明石海峡大橋、淡路島、生駒山系、さらには関西国際空港、八尾空港、神戸空
港、大阪(伊丹)空港まで、広大な景色を一望できるのが売りである。
58階には「天空庭園」(上空まで吹き抜け構造、屋外広場)、カフェダイニングなどもあり、60階は「天上回廊」(東西南北360度ガラ
スを配した屋内回廊)となっている。展望台へ行くエレベーター(ハルカスシャトル)は景色が見えない造りで、最上階の60階に降り立っては
じめて、開放感に満たされるという。関係者は、展望台で一度アンケートを取ったことあるが、その時、全都道府県の人が1日で来た。
地上60階地下5階、延べ床面積約30万6千平方メートルの複合ビルで、近畿日本鉄道が約1300億円を投じて建設した。
中核施設は国内最大の売り場面積(10万平方メートル)の「あべのハルカス近鉄本店」。百貨店が弱いとされる若い女性を
ターゲットとした専門店街の開設や、市民が活動できるコミュニティースペースの確保など、新しい百貨店像の構築を目指す。
展望台「ハルカス300」は、最上階の60階に設置され、大阪平野を見渡せる360度ガラス張りの屋内回廊、国宝や重要文化財の展
示も可能な「あべのハルカス美術館」、360の客室を持つ「大阪マリオット都ホテル」などとの相乗効果で集客を図る。
(展望台)