韓国一の555m超高層ビル・ロッテワールドタワー、完成
ソウル南東部の蚕室(チャムシル)。大型テーマパーク「ロッテワールド」の隣で、555mの超高層ビルの建設が進み、
4月3日完成した。555m・123階建てで韓国一の高さになり、世界でも6番目の高さになる。
しかし、2022年には、世界で19番目の高さに後退する。
巨大商業施設「第2ロッテワールド」の核となる。
ソウル最大級の水族館や20以上のスクリーンがある映画館、ショッピングモールも備える。拡大路線を走る韓国ロッテの象徴でもある。
日本ロッテは「プロ野球の球団を持つ菓子メーカー」という印象だが、韓国ロッテは小売業から石油化学まで手がける巨大企業である。
売上高は約9兆円で、近年は中国や東南アジアへ積極的に進出している。日本ロッテの売上高は4千億円で伸び悩んでいる。
ところが、第2ロッテワールドでは昨年10月の仮オープン後に水族館から水が漏れ、映画館では不自然な揺れが発生した。
工事関係者の転落事故も起きるなど、トラブル続き。巨大企業グループの失態として社会問題となっている。
アジアでは、500m級以上の超高層ビル建設が日常化し、日本では、大阪のあべのハルカスが300mで最高であり、
アジアの超高層ビルの高さでは、日本は完全に取り残された。
東京では、2027年に390mの超高層ビルが完成予定であるが、その頃には、世界ランキング100にも入れない。
世界ランキング100は、400m以上の超高層ビルで独占される。
その為、世界ではニュースにもならず、何のインパクトを与えない。東京のマスコミだけ騒いで、むなしい結果となる。
韓国国内の最高層ビル「ロッテワールドタワー」が4月3日にグランドオープンした。ソウル市は昨年12月にロッテグループが提出した
ロッテワールドタワー・ロッテワールドモールなど「第2ロッテワールド」全体に対して最終使用承認を出したと9日、明らかにした。
も来月から一般に公開される。来週中にソウル市がロッテ物産に使用承認証を交付すれば一般人のロッテワールドタワーの出入りが可能に
なるが、インテリア工事などを終えるのに1、2カ月かかる。
カジュアル棟(公演会場)、エンターテインメント棟(シネマ)など計5棟で構成されている。延べ面積は80万5872平方メートルと
、サッカー場115個分の大きさだ。6年3カ月間の工事中に延べ人数500万人が投入された。ロッテワールドタワーはエレベーター
だけで61台にのぼる。ロッテグループ側はロッテワールドタワーを超高層・最高級生活空間とグローバル業務地区オフィス空間に育成する
計画だ。
タワー123階の展望台から仁川(インチョン)松島(ソンド)新都市、牙山(アサン)、唐津(タンジン)製鉄所などが見える。
展望台専用エレベーターに乗れば1階から123階まで1分で到着する。118階には1階まで約478メートル下が見える
世界最高層「ガラススカイデッキ」がある。
透明ガラスから景色を眺めながら水泳を楽しめる室内プールがある。中間層の42−71階はホテル式サービスが提供される
レジデンス、14−38階は事務空間となる。
広告会社デホン企画は創立50周年兼ロッテワールドタワーグランドオープン前夜祭の4月2日、花火祭りを開く。またロッテ物産は来週
など一部の系列会社も上半期中にロッテワールドタワーに移る。
予想される」とし「観光収入だけ年間8000億ウォンに達する」という分析を出した。ロッテ側はロッテワールドタワー1万4000人、
ロッテワールドモール6000人など常時雇用人口だけで2万人に達すると伝えた。
「ソウルには見どころが景福宮(キョンボックン)しかないのか。超高層ランドマークを建設して総合観光団地を開発する」と建設を
指示したのが発端だ。敷地は87年に購入したが、空軍飛行場など安保問題のため許可が遅れ、李明博(イ・ミョンバク)政権の
2010年11月に着工された。
(建設中当時)
(2016年世界・超高層ビル・ランキング)
(韓国・超高層ビル・ランキング)
(計画中) (完成)
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