名古屋駅前、超高層ビルの完成相次ぐ名古屋駅前に大名古屋ビルヂング(174m・34階)が完成してまもなく1カ月。オフィスの入居が始まり、銀行も開業した。 周辺では来年以降に2万人近くが働く「街」が出現するのを控え、ビル内外で商業施設や飲食店の開業準備や改装が進んでいる。 三菱地所が手がける大名古屋ビルヂングは、10月31日の完成以来、「観光名所」として訪れる人が後を絶たない。 また、日本郵便が名古屋駅前で建設する高層ビル「JPタワー名古屋」(195m・40階)が11月11日に完成した。 12月からオフィスの入居が始まり、来年6月17日には商業施設「KITTE名古屋」もオープンする。先月末に一足早く完成 した「大名古屋ビルヂング」とともに、名駅地区の活性化が期待される。 JPタワーの高さは約195メートルで、地上40階、地下3階建て。地上1〜3階には高さ17メートルの吹き抜けのイベント スペースが設けられる。1階に入る名古屋中央郵便局とゆうちょ銀行名古屋中央店は、12月7日に営業を始める。 5〜39階は貸しオフィスで、面積は計約8万平方メートル。約8千人が働くと見込む。7割方は契約済みである。 地下1階〜地上3階のKITTE名古屋には、飲食店や雑貨店など約40店が入る。 新ビルは、名工建設(名古屋市)との共同事業で、旧名古屋中央郵便局跡地で2013年から建設が進められてきた。2階部分 の通路は、隣でJR東海が建設中のJRゲートタワー(2017年完成・211m)や名古屋駅と直結する。名駅周辺の街づくりの 中で、地域全体を盛り上げていく。
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