洗練された景観、カナダ・バンクーバーの超高層ビル群バンクーバーという都市は完成しきった都市である。スタンレーパークから見たダウンタウンの超高層ビル群は洗練された デザインの迫力あるスカイラインである。 ダウンタウンからバラード入江越に見る北西の景観は圧巻である。遠方にウエストバンクーバーの高い山並があり、 手前に、樹高30m位の原生林を有したスタンレーパーク、この淡い緑と濃い緑をライオンズブリッジが結び、手前は湖 のような入江がある。 こんな大都市の目の前に、すばらしい自然が残されていることに、カナダという国の偉大さ感じる。 都市景観形成における都市計画が、いかに重要であるか判断できる。日本との大都市との比較では、格の違いを感じる。 経済大国・日本において、東京を代表する大都市の街づくりは、深く反省すべき点が多い。
バンクーバーを中心とする都市圏人口は210万人とカナダ国内第3位の都市圏を形成している。バンクーバー市のみの人口 では同国内で第8位の約64万人である。民族や言語が多様である。 林業が同市最大の産業で、都市部ながら自然に囲まれた都市として知られていることから、観光業が発達しており、同市第2の産業と なっている。同市にあるメトロバンクーバー港は同国最大の港であり、北米においても積載量で第4位の規模を持つ。同市および隣 のバーナビー市には、主要な各映画製作会社が拠点を置いており、ロサンゼルス、ニューヨークに続く北米第3位の規模となる映画製作拠点 となっている。このため、通称ハリウッドノースとも呼ばれる。国際会議や国際競技が数多く開催されており、2010年には第21回冬季オリンピック が開催された。 英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた世界で最も住みやすい都市ランキングで、カナダの バンクーバーが5年連続で1位になった。 EIUは世界の140都市を対象に、治安状況や医療サービス、文化、環境、教育などの30項目を基に「住みやすさ」を数値化。 バンクーバーは昨年に続き98%をマークし、2007年から続く首位の座を維持した。 ランキングのトップ10都市のうち、カナダとオーストラリアが計7都市を占めるなど、上位陣の常連に大きな変動はない。このほか 、パリが16位、ロンドンが53位、ニューヨークが56位となった。 アジアの最高位は大阪の12位で、東京は18位。香港が31位、北京が72位となっている。 <ベスト10> 1.バンクーバー(カナダ) 2.メルボルン(オーストラリア) 3.ウィーン(オーストリア) 4.トロント(カナダ) 5.カルガリー(カナダ) 6.ヘルシンキ(フィンランド) 7.シドニー(オーストラリア) 8.パース(オーストラリア) 9.アデレード(オーストラリア) 10.オークランド(ニュージーランド)
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