ヨドバシカメラ梅田、150m超高層棟・年内建設へ


ヨドバシカメラは、JR大阪駅北口にある旗艦店、ヨドバシ梅田の北側隣地に高さ150mの超高層・大型複合ビルを開発する。

高さ90mの商業施設を基壇部に、その上部はホテルとする。2月13日に開かれた大阪市都市計画審議会において、容積率の1250%への緩

和が認められたことから計画が具体化した。今年2013年秋の着工、2016年春の完成を見込む。

梅田北ヤード先行開発地の超高層ビル4棟と超高層ビル群を形成し、さらに日本一の梅田の超高層ビル群全体は進化する。

 土地は1997年にヨドバシカメラが1010億円(1坪1550万円)を投じて取得したもので、南側半分が現在のヨドバシ梅田となった。

今回の建設地である北側の土地は現在、ヨドバシ梅田の平面駐車場として使用されている。ヨドバシ梅田とあわせた全体の敷地面積は1万

7250m2。新ビルとヨドバシ梅田は完全に一体化させるのではなく、低層階を部分的に接続する。

 ビル外周とその周辺には2階レベルの歩行者用デッキを整備する。JR大阪駅や阪急梅田駅方面、さらには2013年春に開業を迎えるグラン

フロント大阪(梅田北ヤード先行開発地区)へとデッキを接続して、スムーズな動線を確保する。駐車スペースの減少分は地下に駐車場

を設けることで補う。

 ヨドバシ梅田の店舗売上は年間1200億円を超えるとみられており、日本一の電気店の売り上げを誇る。

大阪駅・阪急梅田駅・地下鉄御堂筋線梅田に地下・地上で接続され、抜群の立地条件による集客力を誇っている。

現計画地には当初35階建てのオフィスビルの建設が予定されていたが、長い凍結期間経て、グランフロントの開発に後押しされる形で、

再開発が動き出す。


ヨドバシ梅田の売上げは1200億ともいわれるが、正確な数字は公表されていない。しかし、電気店単独日本一は間違いないようである。

「ヨドバシ梅田」の規模はヨドバシの他の店舗に比べて格段に大きい。梅田につぐ規模と言われるヨドバシAKIBAとの比較でも、延べ床面積

で倍近い建物規模の差がある。

梅田の開業は2001年11月22日、秋葉原(AKIBA)は2005年9月16日と、4年近くのタイムラグがある。梅田以後の店舗は梅田モデルに統

一されたようだ。

売上げだけでなく店舗そのものがヨドバシ梅田は破格に大きい。それに店内が広いにもかかわらず、店員とお客の密度が非常に高く、混雑が

すごさを増幅している。

ヨドバシ梅田概要
敷地面積:16,270 u
延床面積:113,548 u
駐車場:1000台

ヨドバシAKIBA概要
敷地面積:5,917 u
商業施設:33,000 u
延床面積:63,558 u
駐車場:400台

(ヨドバシ梅田とグランフロントの超高層ビル群)

(ヨドバシ梅田の超高層棟・レイアウト)

 

(ヨドバシ梅田・周辺航空写真ーグーグルMAPより)

 

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