日本一の超高層ビル・あべのハルカス、最先端のテクノロジー


日本一の超高層ビル・あべのハルカス(高さ・300m)、最先端のテクノロジーを備えている。

耐震構造と制振構造を組み合わせて、一般の超高層建物よりも1ランク上の、最高水準の耐震性を実現し最高水準の安全・安心を実現。

自然エネルギーである光と風をビル全体に活用し、エコ先進技術が効率よくいかされている。パーク&ライドにより車の利用を減少させる取り

組みなど街全体で省CO2を目指す。

阿部野橋ターミナルビル整備計画は、平成20年度第2回国土交通省公募の「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択された。





(以下、「あべのハルカスホームページ」より)

 

メガストラクチャ耐震構造とハイブリッド制振構造

最高水準の耐震性能

一般の超高層建物よりも1ランク上の、最高水準の耐震性を実現

耐震性能比較表

透 -void structure-

あべのハルカスは自然エネルギーを効率よく利用する吹き抜け(ボイド)を設けています。
この吹き抜けによってビルの縦横に「光の道」「風の道」ができ四季と時刻に応じて屋外と緩やかにつなぐことで自然を感じることのできる空間となります。
快適性を向上し、省CO2も進めていくことをこのビルは目指しています。


光 -light passage-

太陽はいちばん身近なエネルギー。もっと親しく、有効に活用したいですね。

あらゆる生物の活力原でもある太陽の光。
空にどんどん近づいていく超高層ビルだから快適で自然な明るさを演出します。

  • 上からの光、横からの光をとりこんで、
    素晴らしい眺望と開放感が実感できます。

    オフィスは快適な自然光を大きな窓から採り入れ、ビル内を通る吹き抜けにも光を導きます。生体リズムに合った開放的な空間を創造することで、オフィスで働く人々はもちろん来訪者にも居心地のいい時間を提供します。
    横からの光を大切にするために、シースルーのエレベータも採用しています。

  • ビジネスゾーンでは自然採光と
    テナントごとの照度設定が可能に。

    オフィスでは自然採光の調光に加えて、テナントごとの照度設定もでき、時間帯に応じた照明制御も可能です。体内時計のリズムとあわせることで能率アップと省エネルギーが期待できる仕組みとなっています。

  • ダブルスキンのウィンドウで
    必要な光を取り込みます。

    窓はフロート合わせガラスとLow-e複層ガラスによるダブルスキン構造。豊かな眺望とともに広く光を取り込みます。ガラスとガラスの間には高遮熱ロールスクリーンを配置して空調負荷を低減します。

  • LED照明も活用し、
    省エネルギー化を図ります。

    共用空間などでは陰影の美学も考慮しつつ明るさの適正化により、光環境の向上と省エネルギー化を図ります。またLED照明も活用し、エコ照明を実現します。


風 -wind passage-

呼吸しているビルは本当に気持ちいい。夏はなんだか縁側にいるみたいで・・・

人工的な空調にも慣れた私たちですが、やはり自然の風の方が心地いい。
ビルの縦横に風の道があるってかなり素敵な発想。

  • まるで高原にいるような爽快感。ビルの中を気持ちのいい風が吹き抜けます。

    ビルのフェイスと内部の吹き抜けを巧みに関連づけて外気導入や排気を可能にします。廊下と吹き抜けは接続されて外気冷房を実現。
    ビルの中にいながら、外の気配を感じることができる嬉しい設計になっています。ビルのフェイスと内部の吹き抜けを巧みに関連づけて外気導入や排気を可能にします。廊下と吹き抜けは接続されて外気冷房を実現。ビルの中にいながら、外の気配を感じることができる嬉しい設計になっています。

  • 涼しい外気を利用して冷房し、省エネルギーを実現します。

    オフィスでは吹き抜けを経由して、春や秋、夜間などの涼しい外気を館内に導きます。夜間は天井内を冷やして昼間の空調に利用(ナイトパージ)するなど省エネルギーとなります。

  • ダブルスキンウィンドウは風の通り道としても活躍します。

    ガラスとガラスの間に空間があり、そこに風が通るエアフローウィンドウとして機能します。直射日光で暖められた室内の空気はこのエアフローウィンドウを通って、屋外へ排出され、室内の温度上昇を抑えます。これによって空間全体がムラのない快適な環境となります。


活 -biology-

こんな高いところにも緑の公園があるよ。エコにもいいことできそう。

緑の木々と背景の景色だけ見ているとなんだか高い山に登って街も見渡しているみたい。
癒しの空間は環境にもいい空間になります。

  • 人々の新しい憩いの場がヒートアイランド現象の防止にも。

    最上階の展望台や百貨店とオフィスの間にある16階のミュージアムフロアに緑あふれる屋上庭園をつくります。木々や草花など自然要素を多く配置し、来館者をはじめ、オフィスワーカー、ショッピングのお客様など、ビルを訪れる様々な人々に癒しのスペースをご提供します。
    また、これらの緑化地帯を設けることは、蒸散や気化による冷却効果により、ヒートアイランド現象の緩和にも役立ち都市環境の改善を図ります。

  • 雨水や中水を利用して節水につとめます。

    屋上庭園に降った雨水は、地下のタンクに送られます。またホテルのユニットバス排水など比較的きれいな水は処理され中水としてトイレの洗浄水として再生利用されます。雨水や中水など水を大切に利用することで年間約28万トンの水道水を節水します。

  • 生ゴミを利用してバイオガス発電をおこないます。

    百貨店やホテルなどレストランの厨房から出る生ゴミ等を使ってバイオガス発電を実施します。ディスポーザーで粉砕した生ゴミをメタン発酵槽へ送り込みバイオガスを発生させ、熱や電気をつくる仕組み。これは高層ビルでは日本で初めての試みで、大規模の複合ビルだから実現できる先進のエネルギーシステムです。


連 -eco linking-

ヨコのつながり、タテのつながり、省エネ関係でも大切なことなんですよね。

業種、職種内容が違ってもエコを実現していきたいという思いは同じ。
できることを一つ一つみつけて。

  • エリア全体で省CO2に取り組みます。

    あべのハルカスは、既存施設ともにエリア全体で省CO2に取り組むため、各関係者とのコミュニケーションを積極的に行います。そのため、様々なエネルギー使用量をモニタリングし、「見える化」します。
    有効な省CO2活動を継続して行うことができるように、A-EMS(阿倍野エリアエネルギーマネジメントシステム)を構築します。

  • 各所のエネルギーを有効利用して
    全体のエネルギーを最小化。

    百貨店の冷房で発生した排熱エネルギーをホテルやオフィスの給湯、暖房に利用。またタワー館、本館(百貨店)、Hoopの3館の空調設備の熱源を一体でコントロールすることで、全体の空調エネルギーを最小化します。

  • わかりやすく「見える化」を行い
    省CO2アクションを推進します。

    エネルギー使用状況が異なる百貨店、オフィス、ホテルにおいてモニタリングを実施することで、総合的に状況把握を行い、システムの最適化を図ります。エネルギー使用状況は、エコインフォメーションとして公表。これによって省CO2への意識を高め、環境啓発を行います。


省 -saving CO2-

象徴となる建物だから、省CO2も象徴となるように。

先進技術だけに頼らない自然との調和も充分に考慮すると優しいエコが見えてくる。

  • 年間約5,000トンのCO2削減をめざし、環境に優しい街づくりを推進します。

    あべのハルカスは省CO2への取り組みを強力に推進し、CO2の排出量を標準的なビルに比べて約25%にあたる年間約5,000トン削減をめざしています。
    これは1年間で同量のCO2削減をスギに換算すると約640ha分に相当し、この広さは、奈良公園とほぼ同じ面積となります。

  • CASBEE大阪 Sランク(最高ランク)達成。高い環境性能を実現します。

    CASBEE(建築物総合環境評価システム)とは、国土交通省の支援で産官学共同プロジェクトとして研究・開発された建築物の環境性能評価ツールです。環境負荷削減はもとより、室内の快適性や景観への配慮など環境品質・性能の向上も含めた、建築物の環境性能を総合的に評価するシステムで5段階の格付けが与えられます。
    あべのハルカスは、CASBEE大阪において最高のSランクを達成しました。


     

 

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