阪急百貨店うめだ本店先行オープン、日本一の百貨店集積地へ


  阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)が10月25日に先行オープンし、1日で約20万人が訪れ、約18億円を売り上げた。

同店の本格営業で、梅田地区は、売り場面積では東京・新宿駅周辺をしのぐ「日本一の百貨店集積・激戦区」になった。

 梅田地区では昨年来、百貨店の増床や新規開店が相次ついだ。2011年4月に大丸梅田店が増床オープンし、翌月にはJR大阪三

越伊勢丹が開店。この日約8割の売り場が開業した阪急うめだ本店は、11月21日には全面オープンする。

 売り場面積では、阪神百貨店梅田本店を加えた計4店で約24.7万平方メートルに増え、増床、開店ラッシュ前の約1.5倍

に急拡大。新宿地区4店の21.2万平方メートルを大きく上回ることになる。

 阪急うめだ本店が目標とする初年度の売上高2130億円を予定、現在・日本一の伊勢丹新宿本店の売上が、2350億円である

が、三越法人外商の売上が、「三越日本橋本店」から「伊勢丹新宿本店」の売上に加算されているので、実質、日本一の売上高にな

る。

阪急うめだ本店は「商圏を近畿中心から、西日本全域ととらえ直し、客を呼び込むための具体策を検討している」と関係者はいう。

日本一の激戦区で生き残るためには、従来の百貨店にはなかったような集客の仕掛けをいかに作るかが重要であるが、そのため、イベント

スペースを大幅に増床し、日本初の「劇場型百貨店」をめざす。

また、阪急・大丸・三越伊勢丹が新築の超高層ビル下層部に入り、阪神も超高層ビルの建て替え計画もある。梅田の百貨店はすべて、

超高層ビルにおける最先端の設備での営業となる。



(阪急百貨店前・コンコース)




(3層吹き抜けの祝祭広場)


 

(屋上広場)



(屋上広場からの眺望・うめきたの超高層ビル群)

(一階・JR側歩道前)

 

阪急百貨店・先行オープンの店舗内案内(PDF)

 

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