上海タワーに、「ブルジュ・ハリファ」に並ぶ世界最速のエレベータを導入



中国一となる上海タワー(632m)に、世界一の「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)と並ぶ、世界最速のエレベーターが導入される。

 

実現すれば、エレベータを導入する三菱電機が7年前に失った世界一のタイトルの奪回となる。

 

 

上海タワーの完成予定は2014年で、完成時に3機の世界最速のエレベーターは1分間に1080メートルの速さでこの超高層ビルを昇る。

 

このスピードは、ドバイにある「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)と並び、台湾にある超高層ビル、台北101のエレベーターを追い越すことになる。

 

台北101のエレベーターのスピードは分速1010メートル。

 

三菱電機は28日、高速エレベーターをはじめ上海タワーの106機のエレベーター全部の設置を落札したと発表した。上海タワーは同市の超高層

 

ビル群の中でも最高となる見込みで、現行の建設計画によると高さ632メートルと、中国で最高、世界でも2番目の高さとなる見通しである。

 

既に完成している建物としては、現在はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)が世界一の高さを誇り、世界

 

最速のオーチス製のエレベータが導入されている。

 

台北101のエレベーターの2005年の運転開始までは、三菱電機は高速エレベーターの競争を制していた。しかし、台北101のエレベーターを手掛

 

けた東芝エレベータに抜かれた。台北101の1階から382メートルの高さにある89階まで、分速1010メートルでわずか39秒しかかからない。それ以

 

前は、横浜ランドマークタワーの三菱電機製エレベーターが分速750メートルと、最速だった。

 

上海タワーのエレベーターの契約は三菱電機にとってまたとないチャンスである。同社幹部によると、記録を更新する技術は今年完成したが、

 

実際に設置されるのは今回が初めてとなる。韓国の現代エレベーターは昨年5月1日、「The EL 1080」というエレベーターを開発したと発表した。

 

このエレベーターは名前が示す通り分速1080メートルと、三菱製のエレベーターと同じだ。しかし、これはまだ、現代の試験施設以外では設置さ

 

れていないようだ。

 

(エレベータの歴史)

  • 1859年、ニューヨークのブロードウェイに建てられたホテルに、オーチスのエレベーターは初めて採用された。

  • 1861年、オーチスは蒸気エレベーターの特許を取り、オーチス・エレベータ・カンパニー  を設立。

  • 1889年、パリのエッフェル塔に水圧式エレベーターが設置される。

  • 1889年、オーチス・エレベータ社は、世界初の電動エレベーターを開発。ニューヨークのビルに採用された。以降、ニューヨークの超高層ビル化が加速された。

  • 1890年11月10日、東京浅草の凌雲閣に、日本初の直流電動機式のエレベーターが設置される。この日は「エレベータの日」になっている。

  • 1993年、当時世界最高速を誇る750m/min (=45km/h) のエレベーター(三菱電機製)が横浜ランドマークタワーに導入された。

  • 2004年秋、1,010m/min (=60km/h)のエレベーター(東芝エレベータ製)が世界一の高さ (508m) である台北国際金融センターに導入され、開業。

  • 2010年「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)・世界一の超高層ビルに分速1080メートル(オーチス製)のエレベータが導入される。

 

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