進化する景観都市・神戸、スパコンで世界一



スーパーコンピューターの計算速度世界ランキング「TOP500」で1位を奪回した次世代スパコン「京(けい)」が21日、神戸市中央区

・ポートアイランドの理化学研究所計算科学研究機構で公開された。

 同機構計算機室にはCPU(中央演算装置)が入ったラックがずらりと並び、8月末には、ラック864台(CPU約8万3000個)の設置が終わる予定

で、来年11月の運用開始を目指す。
 
京は、1秒間に1京(1000兆の10倍)回の計算能力を目指す国家プロジェクトである。1秒当たりの計算速度は8162兆回で、昨年11月、初めて1位

となった中国のスパコン「天河」の2566兆回を3倍以上も上回った。

 神戸は、高度経済成長期には、市街後背部の山地より削り取った土砂を用いてポートアイランド・六甲アイランドなどの人工島を臨海部に

埋立造成し、商工業・住宅・港湾用地として整備すると共に、埋立用土砂採取後の丘陵地を住宅地・産業団地として開発した。

この一連の施策は「山、海へ行く」と呼ばれ、都市インフラの拡充・整備が大きく進むことになった。1981年のポートアイランド第一期竣工時に

は、地方博ブームの先駆けとなる「神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア81)」を開催して成功させるなど、これらに代表される都市経営手法

は、「株式会社神戸市」と称され全国の大都市、東京・大阪・横浜の手本とされた。全国にさきがけ、コンピュータ制御の無人運転の新交通シス

テムをポートアイランドに完成させた。また、六甲アイランドでは、工業・物流地区と住宅・オフィス地区をシティヒル(緑地帯)で分離し、しかも

住宅・オフィス地区を超高層ビル・高層ビル・一戸建てにブロック化して分離し、景観都市を実現させた。阪神大震災でも、倒壊建物・死亡者「0」を

達成し、防災都市としても評価された。超高層ビル・雑居ビル・民家が混在する東京・新宿などの見本となるだろう。

神戸都心でも、景観に配慮した様々な観光資源を持ち、街並みは超高層され、進化している。

2007年度、フォーブスの「世界でもっとも綺麗な都市」でアジアの大都市の中で唯一、25位に選ばれた。


(神戸・海岸通りの超高層ビル)



(ポートアイランド)



(三宮方面の超高層ビル)



(六甲アイランド・東灘方面の景観)



(神戸港の景観)






(神戸都心の超高層ビル群)


















(ハーバーランド)






(大阪方面を望む)









(オリエンタルホテルとポートアイランド)




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