日本一の超高層ビル、近鉄が阿倍野で立柱式


 近鉄が大阪・阿部野近くで建設中の超高層ビル「阿部野橋ターミナルビルを支える最初の柱を設置する立柱式が2月2日、現地で行われ

た。

約1年かかった基礎工事が終わり、平成26年春の完成を目指し、鉄骨組み上げなど地上工事が始まった。完成すると高さ300メートル

の日本一の超高層ビルとなる。現在日本一の横浜ランドマークタワー(高さ296メートル)を抜く同ビルの完成に向け、地上での工事が本格化

する。300m以上の超高層ビルはスーパー・トールと海外でよばれ、日本初のスーパー・トールの超高層ビルとなる。

 

 (阿部野橋ターミナルビルの立柱式・MSNの産経ニュースより)

午前8時半ころ、高さ300メートルのビルを支える長さ10メートルの1本目の柱がタワークレーンでつり上げられ、所定の位置に設置された。

その後、工事関係者による立柱式の行事が行われた。

 同ビルは地上60階、地下5階建てで、延べ床面積は約21万平方メートル。低層階には百貨店、中層階にはオフィス、高層階にはホテルや

展望台などを設ける。投資額はグループ全体で1300億円程度の見込み。

 柱は高さ10.7メートル、重さ19.4トン。阪神大震災級の地震でも耐えられるよう、コンクリートを詰めた超高強度の鋼管を採用。今後、計約

3300本の柱を組み合わせて骨組みを完成させる。

 同ビルは地下5階〜地上60階建て。地下2階〜地上14階には近鉄百貨店阿倍野本店が入り、既存部分と合わせて計10万平方メートル

の日本最大の売り場面積となる。そのほか、中層階には貸床面積4万平方メートルのオフィス、高層階には客室数400室のグレードの高い

外資系ホテルを誘致する。最上部は360度見渡せる屋外展望台を設けることで、新たな観光スポットにする考えである。

 同ビルは昨年1月に着工し、基礎工事を進めていた。グループ全体で約1300億円を投じて完成させる。

 同ビルの向かいには、大阪市内最大級のショッピングセンター「あべのマーケットパーク キューズモール」が今年4月26日に全面開業予

定。東急不動産が運営し、イトーヨーカドーや東急ハンズなどが核テナントとして入居。大型施設が相次いで開業することで、再開発が進む

梅田、なんば・心斎橋に対抗する。


  

    

 

 

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