梅田、阪神百貨店・新阪急ビルが高層ツインタワー


 阪急阪神ホールディングスは、大阪・梅田の阪神百貨店が入る「大阪神ビル」と南隣の複合ビル「新阪急ビル」をツインタワーとして一体的に

建て替える方針を固めた。阪急百貨店梅田本店(187m)と合わせて、トリプル超高層化も予想される。

(下記写真、読売新聞ウェブサイトより)

2013年にも新阪急ビルの工事を始め、完成後、大阪神ビルの建て替えに着手する。梅田一帯では、JR大阪駅が5月に全面改装を終える

予定で、最近の大阪駅ビル・梅田阪急ビル・富国生命ビルの超高層化の完成と合わせて、大阪駅北側では梅田北ヤードの再開発が始り

、超高層ビル4棟が建設中で、新たな再開発計画は、梅田の超高層化がさらに広域化して迫力を増す。

 計画では、まず新阪急ビルを高層化し、低層部に阪神百貨店を移して営業を続けながら、大阪神ビルの工事に入る。完成後は両ビルの

低層部で百貨店が営業することも検討する。双方とも高層部はオフィス層とする方向になっている。

 二つのビル間には大阪市道が通っているが、阪急阪神HDは上空をつないで両ビルを一体の施設として活用することを目指しており、市と協

議に入っている。

 梅田では、5月にJR大阪三越伊勢丹が開業し、大丸梅田店も増床する。12年春には阪急百貨店梅田本店も増床工事を終え、全国一の百貨

店激戦区となる。阪神百貨店梅田本店は2009年に改装したが、ビルが老朽化しており、抜本的なテコ入れが課題になっていた。

 新阪急ビルは1962年に開業し、地上12階、地下5階、延べ床面積は約5万3000平方メートル。グループの書店「ブックファースト」などが入

り上層部はオフィス層である。大阪神ビルは1963年の完成で、地上11階、地下5階、延べ約10万平方メートル。

 阪急阪神HDは、経営統合により、阪急のビルに阪神百貨店が顔を出す、統合の象徴となる事業である。

(梅田周辺の超高層ビルの集積MAP)

(新阪急ビルと阪神百貨店・左下のビル)

(右下側のビル・新阪急ビル)

(左側・手前のビルが阪神百貨店)

 

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