世界一の梅田地下帝国、21棟の超高層ビルと連結海外でも地下街があるのは韓国ソウルぐらいで、欧米にはほとんどない。地下街の多い日本でもダントツの大きさの梅田の地下街は世界 一の規模を誇る。下記のリストように、超高層ビルが21棟も連結され、雨の日・寒い日・暑い日でも、快適に移動ができ、途中の梅田の 地下街の店舗でもショッピングができる。 東京、名古屋、横浜、博多などの地下街構造はわかりやすい。クモの巣みたいに次々つながってここまで広がった通称「梅田地下帝国」は、 日本一どころか世界一である。この地下街を迷わずすべてマスターして、本当の大阪人ともいえる。 (梅田の地下街に連結超高層ビル・リスト)
大阪・梅田の地下には、広大な別世界がある。「梅田地下帝国」と呼ばれている。阪急三番街から堂島までの南北約1.2キロ、泉の広場から 西梅田のオオサカガーデンシティーまでの東西約1.2キロの一帯に、「ホワイティうめだ」「ディアモール大阪」「ドージマ地下センター」「阪急 3番街」の4地下街が広がる。それに各ビルの地下店舗が連結されている。地下はJRの大阪と北新地、阪急、阪神の梅田、地下鉄の梅田、 東梅田、西梅田の各駅に通じ、駅前第1〜4ビルや阪急、阪神両百貨店、沿道のビル群とも結ぶ。梅田の地下街の集客人口は日本一といわ れる。東京の新宿の方が、駅の乗降客が多いが、ほとんどがターミナルの乗り換えだけであるが、梅田の場合は、その 乗降客は乗り換えと 同時に梅田の地下街店舗の客に変身する。ヨドバシカメラ・紀伊国屋の梅田・単独店舗での売り上げが日本一なのは、そのおかげなのである。 「梅田地下帝国」の歴史は、1963年開業のウメダ地下センターから。後発の地下街やビルは別会社なうえ、東から西へ傾斜した地形のせ いで地階床面の深さが少しずつ違い、同一平面で連絡できない場所が生じて複雑な構造に斜めに交差する地上道路に沿って地下通路も斜 めなので、初心者には難度が高い。 とはいえ1日250万人が通行する公共空間。「迷宮」なんて評価は返上したいと、鉄道会社や地下街管理会社、行政などが連絡会を結成。 事業者ごとにバラバラだった案内表示を統一、共通マップを作成。さらに通路の南北方向にアルファベット、東西方向に数字を割り振り、その 組み合わせですべての地上出口に統一的な番号をつけた。設計会社などの研究会も、床材や照度の工夫で迷わず歩ける街路づくりを検討 中である。 梅田地下帝国MAP(クリックでさらに拡大します。) 注記)JR・阪急・阪神の共同製作したもので、著作権は同社にあります。 |