ブルジュ・ドバイ「金融危機」乗り越え、完成へ



世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ドバイ」が完成間近である。外装工事は終了し、1月4日に竣工予定で進められている。

 

アラブ首長国連邦最大の都市・ドバイで建設されているもので、尖塔高は824.55mで確定された。すでに外装工事は終了しており、1月4日に

 

 完成予定で、セレモニーも準備されている。

 

160階以上からなるフロアは、1〜39階は主にホテル部分で43〜108階は高級マンション、109階からはオフィス用となっている。これらの超高

 

層フロアまで57ものエレベーターが世界最速となる秒速18m(分速1000m)のスピードで人を運ぶ。

 

建設開始した2004年から2008年頃まで、オイルマネーの恩恵で世界中から投資資金が流れ込み金融バブル状態にあったドバイ。ブルジュ・ドバ

 

イだけでなく、海中ホテルのハイドロポリスなど「世界一」や「世界初」にこだわるドバイは、北海道ほどの面積におよそ120万人程度の人口にも

 

かかわらず、数々の壮大なプロジェクトが同時進行で進めていた。

 

 しかしその後世界金融危機の影響を受け、株式市場が低迷したり、不動産価格が下落したりするなど、中東経済はきびしい状況に置かれた。

 

昨年11月にはドバイ政府が、政府系持株会社ドバイ・ワールドの債務返済繰り延べを要請すると発表したことに端を発し、「ドバイ・ショック」が

 

発生した。世界的に株式相場が急落し、今も経済は予断を許さない状況であるが、「世界で最も高いビルを作る」を合言葉に工事は続けられ、

 

ブルジュ・ドバイはついに完成に至った。

 

また、「ブルジュドバイ」の計画以降も、高さ1022メートルのバーレーン「ムルジャン・タワー」計画や、今回の大騒ぎの火元中心である不動産会

 

社ナキールが進めている1400メートルの「ナキールタワー」計画、高さ1600メートルのサウジアラビア「キングダム・タワー」計画など、次々

 

と超高層ビルの計画が発表され、高層ビル建築合戦は留まるところのない様相となっていた。

 

しかし、ここのところの世界的な金融危機の先行き不安のなかで、今年はじめに「ナキールタワー」計画の1年延期が発表されたのをはじめ

 

、他の超高層ビルも着工時期が遅れぎみになるなど、いずれも先行きは不透明。建築合戦も一時休戦となっているのが現状である。

 

 ただし先月には、同じ中東のサウジアラビアのアルワリード王子が率いるキングダム・ホールディングスが、ブルジュドバイを超える世界一の高

 

層ビル1600mを作る大規模な不動産プロジェクトの着手を発表しており、いつまで「世界一高い」という称号を維持できるかはわからない。

 

 

 

(公式ホームページに公開された写真)

 

 

 

 

 

 

 (ドバイ周辺MAP)

 


 

(世界一の超高層ビルの変移・CTBUHの資料による)

    

 

 

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