層ビルである。
オフィス専用ビルとなっており、一般の人は地下を除き、入場できない。崩壊したWTCの高さを低くしたような形になっていて、屋上まで
セットバックしていない。
ビル完成当時の名称は「スタンダード・オイル・ビルディング」で、「ビッグ・スタン」の愛称で呼ばれたが、アモコへの社名変更で1985年から
「アモコ・ビルディング」となった。2001年にアモコはビルを売却し、AONセンターと改名された。しかし頻繁な改名のため、市民の間ではいま
だに「ビッグ・スタン」「アモコビル」と呼ばれる。
現在は世界有数の保険会社・リスクマネジメント会社、エーオンが本社を置き、最大のテナントとなっている。
ちなみに、クライスラービルは、その名のとおり、もともとは、自動車メーカー・クライスラーのビルであり、各所に自動車をモチーフとした装
飾が施されている。しかし、現在はクライスラーの手を離れており、ドイツの投資会社とアメリカの不動産会社、保険会社が所有している。
2008年7月には、アラブ首長国連邦のファンドに所有権の75%を買収されている。
また、メットライフビル は、ニューヨークのパークアベニュー200にある超高層ビルで、かつてパンナムビル と呼ばれていた。
マンハッタンのスカイラインの重要な一角であった。
パンナムが長年にわたってこのビルを所有しており、ビルの南北の面に「PAN AM」のロゴタイプが、東西の面には球形のロゴマークが描
かれていた。このビルは、世界の航空業界をリードしていたパンナムの繁栄の象徴だった。
しかし、1970年代後半になるとパンナムの経営
は悪化し始め、パンナムはビルを売却せざるを得なくなった。
1981年、メトロポリタン・ライフ生命保険
がパンナムからビルを買収。1991年にパンナムが事業を停止したとき、メットライフは南北にあった
パンナムのロゴを自社のロゴに置き換え、ビル名も「メットライフビル」に改名した。
(パンナムのガイド)