高い510メートルに設計変更し、建築許可を受けたことから、工事が本格化する見通しである。
釜山市の許南植(ホ・ナムシク)市長とロッテショッピングの李仁源(イ・インウォン)代表
は1月末に、釜山市庁で会見し、設計変更に伴う建築許可が同日付で出されたことを明ら
かにし、変更内容と計画について説明した。
同社によると、釜山ロッテワールドは敷地面積を当初の3万195平方メートルから4万185
平方メートルに、建築面積を1万4800平方メートルから2万3402平方メートルに、延べ
面積を46万4556平方メートルから57万197平方メートルにそれぞれ拡大する。107階
建てとなるメーンビルは高さ464メートルで計画していたが、設計変更により510メートル
となる。完成すれば世界でドバイのブルジュ・ドバイ(808m)についで
2番目、台湾・台北のタイペイ101(509m)を抜き、アジア一の高さとなるが、ロッテは完工
時に屋上に塔を作りさらに高度を引き上げることも検討している。
メーンビルはホテルとオフィスなどが入居する予定で、ホテルの客室数は当初の1500室から800室に減らす。代わりに最先端インテリジェント
オフィスが入れるように変更した。また、当初敷地裏側に配置していたメーンビルを、埋め立てた海側に配置し、百貨店などの建物をその後に
配置した。メーンビルの外観も当初は灯台をイメージしたものだったが、船を立てたとうな形状とし、「天下大将軍」のイメージと組み合わせたも
のになる。
建築許可が下りたことから今後工事が本格化する見通しで、百貨店とエンターテインメント館は2009年に、メーンビルは2013年まで完工
する計画である。
アジアでは、400〜500mの超高層ビルの建設が相次いでいるが、高さ800mを超えるブルジュ・ドバイは、それらの超高層ビルを圧倒する
高さである。