過熱する東京のマスコミ偏向報道(2)


産経新聞社の大阪・夕刊に記載されたコラムからNHKの偏向放送の実態が明らかになった。このコラムは、8月5日・12日・19日に記載された

ものである。著者はNHKを退職し、以来、関西の民放テレビ、ラジオで活躍中、学校の講師も兼ねている。

著者が、5年前にNHKを辞める意思を伝えたとき、「何だって!? 東京への転勤を断る? お前、気は確かなのか?」

当時の上司が目を血走らせて叫 んだという。この瞬間から、地元に密着したアナウンサーとしての人生がスタートした。

 NHKは、東京中心の全国組織。職員は転勤を繰り返し、どこに赴任するかは運しだいで ある。誰もが東京を目指して、上司の顔色をうかがっ

ている。

 そんな中で、東京転勤を辞退するのは、まさに前代未聞だったという。

 しかし 彼には、自分が生まれ育った地域に愛着を持って、そこで骨を埋めたいという強い思いがあった。

 「とかく日本という国は“一極集中”がひどすぎます。政治も経済もこんなに偏っている国は、先進国はもとより、世界的にも珍しいでしょう。

 NHKもそうです。地元のことを知らない人間がとても多い。例えば、大阪放送局にはおよそ千人の職員がいますが、大半が首都圏の出身者

 です。そんな人々にとって、大阪勤務はまさに腰かけ。「大阪は嫌いだ」と公言し、「早く東京に帰りたい」と愚痴ばかりこぼしているプロデューサ

ーや、関西人なら誰でも知っている有名芸人を、「あれは誰ですか」と聞いてくる芸能担当のディレクターなど、困った面々のオンパレードなの

です。」という。

 また、大阪制作の「朝ドラ」が、関西弁のしゃべれないヒロインを、わざわざ東京のプロダクションから呼んで使うことが多いのは、現場が、地元

より東京とのパイプを重視しているそうだ。

 そんなNHKをやめて、地に足のついた活動をすることから、ナニワのアナウンサーを始めたいう。


 Nさんという彼の大先輩のアナウンサーが、ある日突然東京から転勤してきた。いわゆる「容赦なき異動」の犠牲者である。

 Nさんは、大阪に来る直前まで、東京で歴史番組のキャスターとして活躍して いたが、地方局で新人時代をスタートし、全国各地を転々とした後、

ついに東京での仕事を手にし、本人もとても張り切っていた。

 ところが、ある日突然の転勤の辞令。理由は、それまで東京で制作していた歴史番組を、今後は大阪で制作するからという。

 本人は、すごく東京に未練があったので 、番組とセットで転勤なんて、納得がいかないとばかり、来る日も来る日も別室に引きこもり、歴史番組

以外の仕事は何もしないという見事な「いじけぶり」を発揮した。

 しかし数年後、Nさんもついにキャスターを降板し、大阪を離れることになった。そして、後任のキャスターに、NHKの顔ともいうべき 松平アナウン

サーが起用された。

 ところが、制作は大阪放送局のままなのに、松平アナウンサーは異動にはならず、番組の収録のたびに、東京から出張でやってくるので ある。

 前例にならえば、松平さんも大阪に転勤してこなければいけないはずなのですが、どうやら、長年東京で地位を固め、特別に優遇されているら

し。 NHKでは、誰もがむやみやたらと東京を有難がる限り、地域に密着した情報発信などできなのである。


 「大阪はね、ゴミゴミした街だと決まっているんだよ。映像をかえなさい」

 上司であるプロデューサーのIさん にいわれ、彼は開いた口がふさがらなかった。平成元年の出来事だったという。

 その当時、彼は東京の報道局で、ディレクターとして、短いドキュメンタリー番組の制作をまかされて いた。大阪で「花の万博」が開かれるという

ことを紹介する企画で、総合テレビの全国ネットの番組である。

 彼は、大阪の良さを全国にアピールする良い機会だと思い、大阪の美しい映像をふんだんに使 った。中之島から大阪ビジネスパーク、ベイエリア

まで、それはまさに「水の都大阪」をイメージした力作であった。

 その映像に、NHKの中枢たる東京報道局の上司が、いきなりクレームをつけた。大阪のイメージに合わないから、通天閣や道頓堀といった、

もっとわかりやすい映像にしろという、まるで情報操作まがいの命令であった。

 彼はこの瞬間、東京のマスコミの、大阪に対する偏見と、ある種のコンプレックスを感じた。

 東京人は大阪嫌いが多いが、逆 に大阪人も東京嫌いが多い。しかし、前者の方がタチが悪い。情報のほとんどが、東京から発信されているから

である。しかも、公共放送であるNHKの上層部がそういう人ばかりであれば、たまらない。

 大阪といえば通天閣とタコ焼き、いつからそんな偏った大阪像が定着したの か。もちろん、東京のマスコミの偏向報道の影響である。

 「とりわけテレビの影響力は絶大で、関西以外の人が大阪に抱くイメージは、一昔前の外国人が、日本をフジヤマ、ゲイシャの国だと勘違いしてい

た状況に似ています。あえてそういう「幻想」を作り上げているのです。」という。

歴史的にも、文化的にも、都市機能という点でも、大阪をふくむ関西の実力は相当のもので、東京をしのぐ面も多い。その全体像を伝えず、ただ

闇雲に東京を賛美する。そんな一部のテレビメディアこそが、日本の一極集中の元凶である。


また、NHKの顔である、松平アナウンサーは、「超高層ビル情報」の管理人として言うが、91年にあれだけの事件を起こしながら、今だ、NHKの顔

として居座るのか。テレビで顔を見るたびに、腹立たしい。

当時、「NHKモーニングワイド」キャスターの松平アナウンサーが、未明、東京都渋谷区のNHK放送センター付近で、乗っていた個人タク

シー運転手の頭を殴るなどのトラブルを起こした。酒に酔ったうえでの乱暴である。

 代々木署の調べによると、同日午前一時ごろ、松平さんを乗せた個人タクシーが、同署代々木公園派出所前に乗り付け、トラブルの仲裁を申し

出た。署員が事情を聴いたところ、二人は車内の自動車電話を「使わせろ」「使わせない」でもめ、その際、松平さんが殴ったという。

 運転手は「受話器で頭を殴られた」と訴えた。同署で調べたが、外見上、異常はなく、「訴えるなら詳しく事情を聴きたい」と伝えたところ、運転手

は「事件にはしない」と被害届は出さなかった。このため同署は、運転手の名前などを聞かなかったという。同署は「松平アナウンサーは、少し酒を

飲んでいた」と話している。

 松平さんからNHKへの報告によると、飲食店から渋谷方面へ向かう途中だった。一度は電話を借りたもののうまくつながらず、再び借りようと

した際、「業務用だから」と断られたことから口論になった、という。

 松平アナウンサーは二十五日午後九時過ぎ、NHK内で記者会見し、「常識を欠いた行動だったと深く反省しています。私の立場を考えますと、

大変申し訳ないのひと言に尽きます。運転手の方にご迷惑をかけ、改めておわび申し上げたい」と陳謝した。松平さんは両手を前で握り合わせ

、慎重に言葉を選びながら反省の弁。しかし、細かい事実関係について質問が及ぶと「私の一方的なコメントは問題があるから、あえてお答えを

差し控えます」と確認を避け、五分弱で会見を打ち切った。

 NHKはさらに松平さんらから事情を聴き、職員服務規定に触れると判断すれば処分をする方針。NHKは、 社会的に責任のあるキャスターとし

て、遺憾な行為であり、本人に厳重注意した。モーニングワイドの出演については本人から自粛の申し出があった。

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