カジノ法案成立、大阪に大型投資の可能性、ラスベガス・サンズ



 アメリカ・ネバタ州の統合型リゾートの開発、所有、運営を行なうラスベガス・サンズは、日本での統合型リゾート「IR」設立に

向けて法的枠組みが整い次第、大阪に投資を行なう意思があることを表明した。

     その法案は15日未明の衆院本会議で可決、成立した。法案はカジノ、国際会議場、宿泊施設など統合型リゾートの

整備を推進するための基本法。施行後1年以内を目途に、規制基準や必要な対策を盛り込んだ実施法案の策定を政府

に義務づけ、政府は推進本部を設置する。

同社グローバル開発マネージング・ダイレクター兼マリーナベイ・サンズ(シンガポール)CEOのジョージ・タナシェヴィッチ氏が大阪で

開催されたメディアセッションで明言。同社は、地理的にアジアの主要都市に近く、輸送や観光インフラを持つ大阪が統合型リゾート

にとって魅力的な立地であると認識しているという。

タナシェヴィッチ氏は、統合型リゾートが設立されることで大阪が持つMICE誘致先としての可能性が発揮できるとして、ラスベガス・

サンズが「大阪が世界的に著名な旅行先となることに貢献するうえで、他社には追随できない位置付けにある企業」と存在感をアピー

ルした。

 カジノ候補地は、位置的には大阪市中心部から離れた湾岸エリア夢洲。自動車であれば大阪梅田から13km・30分程度の立地。

人工島で、面積は390ヘクタール。隔離された島なので周辺社会への影響を抑えながら、国際化や税収などのメリットをつくり出せそうな

立地である。



(大阪・夢洲リゾート構想)



 
(大阪・夢洲リゾート構想・超高層案)





同社が開発したマリーナベイ・サンズ
は、シンガポールのマリーナ・ベイに面した総合リゾートである。タワー1、2、3と

3つの超高層ビル(高さ200m、57階建て)を屋上で連結した構造である。

 カジノは、500のテーブルと1,600のスロットマシーンが並ぶ、単独としては世界最大、また、2,561室のホテル、12万平方メートル

のコンベンションセンター、7万4千平方メートルのショッピングモール、美術館、シアター、グラスパビリオンなどを含んだ複合リゾート

となっている。

3棟のホテルは屋上にある1ヘクタールの空中庭園「サンズ・スカイパーク」(Sands Sky Park)で繋がった形となっており、これは

シンガポールを一望できる展望台として観光名所となっている。

屋上プール(150メートル)もあり、世界一高い場所にあるプール(地上200メートル)である。


以下、マリーナベイサンズの写真集





 

(屋上プール)



(屋上展望台・スカイパーク


(超高層3連結ホテル内の巨大空間・アトリウム)

     




(ショッピングモール


             


(コンベンションセンター)


(屋上プール・スカイデッキ)


   



(イベント広場)











(植物園)






 

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