ギャラリー67集(アルプス最大の古都・インスブリック)



 アルプスの高峰に囲まれた山の都、そしてヨーロッパ・アルプス最大のオーストリアの古都である。

街の名は「イン川に架かる橋」という意味を持ち、チロル州の州都でもある。人口約13万人。標高574メートル。古くからイン川の渡河地とし

て栄え、古代ローマ帝国時代以来、ヨーロッパの東西南北を結ぶ交通の要衝として大変重要な役割を果たしてきた。ハプスブルク家の下、政

治、経済、芸術の中心地として大いなる発展を遂げ、現在でも中世都市の面影を強く残している。

インスブルックの中心にある旧市街には黄金の小屋根、宮廷教会、大聖堂、ホーフブルク王宮など中世の重要な建築が並び、豪華な財宝の数々を見る

ことができる。特に、ハプスブルク帝国皇帝マクシミリアン1世と女帝マリア・テレジアにこよなく愛されたこの街にはゴシック様式の建造物が溢れている。

また、ブレンナー峠を越えてつながるイタリアの影響も強く受けており、皇帝マクシミリアン1世統治時代に、イタリアからもたらされたルネッサンス文化がも根付

いる。

インスブルックは、2 度の冬季オリンピック(1964年、1976年)の開催地としても有名である。

 冬にはロマンチックなインスブルックの町灯りを背景に白銀のアルプスの山々が広がり、アルペンスキーをはじめ、スノーボード、クロスカントリー、アイススポー

ツ、スケルトン、ルージュ、ボブスレーなどあらゆるウィンタースポーツが楽しめる。

夏にはしもふり松のルートで心地よい香りに囲まれながらハイキングを楽しめる。 また上級者向けのトレッキングコースも充実していて、素朴なアルプスの

大自然を存分に味わうことができる。インスブルック北側に雄大にそびえるノルトケッテ連峰のハーフェレカー山(2334m)に登り、インスブックの町を展望す

るなど楽しみ方は様々。チロルの郷土名産品が手に入る民芸品店をはじめ、ガラス製品の専門店やデパートなども数多く充実していて、ショッピングも楽し

める。

歴史、伝統、豊かな文化遺産とアルプスの美しい自然を調和させた街。そこに住むチロルの人々の素朴さと親しみやすさ、笑顔と優しさ。その魅力に惹か

れ、1年中世界各国からの多くの観光客で賑わっている。またオーストリアはもちろん世界各国から約3万人の学生が集まる、国際学生都市でもあり、さら

に国際会議都市としても有名で、チロルで最も活気ある街となっている。







 











































































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