CPU・周波数ランキング


 クロックは、コンピューターの各回路がうまく同調できるようタイミングをとるための周期的な電気信号。この信号はCPUを構成する大規模集積回路(LSI)に組み込まれた発生器で作られるが、その周波数が高いほどCPUの処理速度が速くなることが知られている。そのため、より周波数値が高いCPUの開発が進んでいる。

 しかし、回路が複雑化、大規模化すると、この信号が回路内の各ブロックに到着する時間にずれが生じ、場合によっては誤作動の原因ともなる。そのため、4ギガヘルツ以上の周波数のクロックを使う場合には、このずれをなくすために回路全体にクロック信号を一斉に届ける技術の開発が必要になり、4ギガヘルツ以上の周波数がCPUの壁となっている。

 現行の5倍にあたる20ギガヘルツのクロックを使ったCPUの開発が行われで、信号の遅れを、実用化に問題ない1%未満に抑えられるという。
クロック発生のための回路設計は複雑になるが、CPUの処理速度を革新的に上げることが可能になる。


インテル (CPUの進化)

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